治安スコアの基準と算出方法

ランク基準、利用データ、重み付け、計算式をまとめています

📐 スコア基準について

  • 1

    治安スコアが何を比較している指標なのか

  • 2

    S〜Dランクの基準と、画面上の表示との関係

  • 3

    使っているデータ・重み付け・計算式

対象犯罪統計
2021〜2025年
人口データ
2026年公開分
ページ最終更新
2026年6月2日

1. 治安スコアとは

治安スコアは、単純な犯罪件数ではなく、人口あたりの発生率をもとに、東京都内の町丁同士を相対比較した指標です。

  • 相対的な比較の目安: 人口規模の違う町丁でも比較しやすくするためのスコアです。
  • 発生率を重視: 犯罪の「件数」だけでなく、そのエリアに住む「人口」に対する割合を見ています。
  • 重大犯罪への重み付け: 凶悪犯や侵入窃盗など、生活への影響が大きい犯罪をやや強く評価し、自転車盗などの軽微な犯罪とのバランスを取っています。

2. ランク基準

各エリアのランクは、内部で算出した1.0〜5.0の治安スコアから判定しています。画面では小数第1位で表示されるため、境界付近では表示値だけでなくランクも合わせて確認してください。マップの「治安スコア」色も、このランク色と同じ基準で表示しています。

S

4.3〜5.0

都内でも特に犯罪発生が少ない傾向

A

3.5〜4.2

概ね良好。基本的な注意で暮らしやすい傾向

B

2.5〜3.4

平均的。内訳や帰宅ルートを合わせて確認

C

1.6〜2.4

やや注意。物件設備や生活動線を重点的に確認

D

1.6未満

発生割合が高い傾向。他エリアとの比較も推奨

3. 計算式の詳細

① 加重犯罪発生率(rate)の算出

警視庁の罪種別認知件数を重み付けし、人口100人あたりの発生率に換算します。

加重件数 = 凶悪犯・粗暴犯・侵入窃盗 × 3.0

+ 非侵入窃盗 × 1.5

+ その他 × 0.5

rate = 加重件数 ÷ 居住人口 × 100

重み付けは生活安全への影響度を基準に設定。凶悪犯・侵入窃盗を重く評価し、自転車盗などの軽微な犯罪との差異を考慮しています。

② Tスコア化(都内相対位置)

T = 50 − 10 × (rate − 都内平均) ÷ 標準偏差

※ 上位5%の外れ値は95パーセンタイル値にクリッピング

※ Tスコアは 35〜65 の範囲に丸め、外れ値の影響を緩和

③ 1.0〜5.0 スコアへの変換

score = 1.0 + (T − 35) × (4.0 ÷ 30.0)

T=35 → score=1.0 / T=65 → score=5.0

④ 犯罪発生率トレンドの算出

最古年(2021年)と最新年(2025年)の rate を比較して変化率を算出します。

変化率 = (2025年rate − 2021年rate) ÷ 2021年rate × 100 (%)

−10%以下 → 減少(改善傾向) / +10%以上 → 増加(注意傾向) / それ以外 → 横ばい

スコア未算出の扱いについては、よくある質問にまとめています。

4. 算出上の注意点

治安スコアは、公開統計をもとに比較しやすく加工した本サイト独自の参考指標です。公式の治安評価や、絶対的な安全性を示すものではありません。

  • 居住人口が少ないエリアでは、少数の犯罪件数でも発生率が大きく変動しやすくなります。
  • 駅前・商業地など通過人口が多い場所では、居住人口あたりの指標だけでは実態を読み切れない場合があります。
  • 夜道の明るさ、建物設備、生活動線などの確認ポイントは、スコアを使うときの見方にまとめています。

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